外出がままならない毎日が続きます。1冊を本を読みました。

 それは、荻原浩著“海の見える理髪店“。直木賞受賞作。
 この本は短編集だが、本のタイトルにもなっている「海の見える理髪店」の物語が秀逸である。理髪店のベテラン主とお客さん、この二人の会話で物語が始まり、そして終わる。ストーリーがとても面白い。驚きの展開である。
 この本の中にこういうくだりがある。
 理髪店の主の言葉だが「仕事というものは、つまるところ、人の気持ちを考えることではないかと私は思うのです。お客さまの気持ちを考える。一緒に仕事をしている人間の気持ちを考える。床屋にしろどんな店にしろ会社員にしても、それは変わらないと思うのです」と。
 すべてを読み終わった後、パラパラと読み返していたら、この言葉が目に飛び込んできた。